乗り物にとって最も大切な事って何だと思いますか?
自動車でも電車でも飛行機でもそれは「安全」であるという事です。
安全であるにはよく走る。思った方向に曲がる。
そして「しっかり止まる」という事です。
今回はしっかり止まるのに必要なブレーキについてお話したいと思います。
最近ロードバイクの世界にもディスクブレーキの波が押し寄せていますが、まだまだ主流は「キャリパーブレーキ」と言われる方式でしょう。
今回はそのキャリパー式ブレーキのメンテナンスについてご紹介します。
この方式ではホイールのリムをブレーキシューと呼ばれるゴムのような物で挟み込み制動力を発生させます。
したがって、長く使っているとブレーキシューがすり減ったり固定しているネジが緩んできたりすることがあります。
ブレーキシューは消耗品ですので交換できるようにしておくと安心です。
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ロードバイクのブレーキ調整に必要なもの
アーレンキー・・・いわゆる六角レンチ。
ブレーキシューの交換はとても簡単です。
1、小さい方のネジを緩めて外します。
これだけでブレーキシューがフリーになりますので縦方向にスライドすると外れます。
2、汚れを拭き取る
外したとこに新品を付けるだけなのですがせっかくなので汚れなどを拭き取っておきましょう。
3、新品の取り付け
ブレーキシューには方向がありますので左右間違えないようにしましょう。
取り付けは外しと逆の手順でスライドして差し込んでネジを閉めます。
以上で交換は終了ですがその後2~3回ブレーキを強く握ってみてブレーキとホイールの隙間を確認してみてください。
左右に隙間のバラツキがないか。
上から見た時にブレーキシューとホイールのが平行より少し後ろに広がっているかもしバラツキや左右差があれば調整します。
ロードバイクのブレーキのトーイン(左右)調整
大きい方のネジを緩めるとブレーキシューの向きが変えられます。
後ろ側を0.5mm浮かせるように調整します。
ブレーキシューとホイールとのクリアランス(すき間)調整します。
キャリパーのココのネジを回すとクリアランスの調整が出来ます。
緩めたり閉めたりしてちょうどいいところに合わせます。
最後にタイヤを空転させて干渉していないか。
ブレーキを握ってみてしっかり止まるかどうか確認します。
以上、ブレーキについてでしたが安全にかかわる最も重要な箇所ですので最初のうちはショップに任せてもいいと思います。
無理のない範囲でロードバイクライフを楽しんで下さいね。