自転車のチェーンが最近外れやすいと思ってる方いませんか?
それはチェーンが伸びたからです。
鉄なのに伸びるのかと思うけど、伸びるんですよ。
それから、
サビたチェーンはオイルを注せば使えます。
真っ赤なゴリゴリのサビでも556を使えば動くようになります。
ただ、556は耐久性がないのでチェーンがキュラキュラ鳴き始めたらチェーン用のオイルを使いましょう。
チェーンオイルは100円ショップでも売ってます。
レースでコンマ何秒競う世界じゃないなら、どんなオイルでも問題ない!
チェーンが外れる事とサビについて紹介します。
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自転車のチェーンが外れる原因はなに?
原因はチェーンのたるみです
たるんだ事でチェーンのブレ幅が大きくなり、ちょっとした振動で外れてしまうのです。
チェーンがたるむ原因は大きく2つあります。
- チェーンが伸びてしまった
- 変速機が鈍くなったり、サビびついてチェーンを張ってくれなくなった
鉄でできてるチェーンが伸びるはずが無いと思うかもしれませんが
これが、
本当に伸びるのですよ。
だからってすぐに伸びるのではなく、乗り方にもよるのですが数年で伸びます。
ママチャリなど変速機の無いチェーンのたるみ
たるんで無いときのチェーンは前後ギアの下側が完全ではないのですが真っ直ぐです。
この前後のギアの間で真っ直ぐになっていなで、下にだらんとしてる場合は伸びてたるんだ状態です。
真っ直ぐなのかどうか分からないときは、下のチェーンを指で上に押し上げて見てください。
そのとき、2cm以上押し上がれば、伸びてる状態です。
これが、たるんでると5cmぐらい押し上がります。
ママチャリにはチェーンがすっぽりケースに入ってる物もあります。これでチェーン外れるとケースを外してから嵌めるのが結構面倒です。
このタイプでは、たるんできたのか見た目では分からないのですが、ひとつ判断する方法があります。
乗ってる時にチェーンがこのケースに当たるような音がします。
この音がしてるときは、たるんでます。
変速機が付きのチェーンのたるみ
変速機は後ろの複数あるギアの大きさからくるチェーンのたるみを適度に引っ張ってくれる機能があります。
この引っ張る機能の動きが鈍くなったり、錆びついて動かなかったします。
たるんだままだと、小さいギアに切り替えるとチェーンが外れやすくなります。
変速機付きでもチェーン自体の伸びは起こるのですが、引っ張る機能があるのでしばらくは持ちます。
引っ張る機能が鈍いと外れやすくなるのですが、もうひとつ独特な現象が起こることがあります。
それは、チェーンの空回り
特に小さいギア(重いギア)を使おうとした時に、ガリガリと空回りする。
これも引っ張り機能が効かないのでたるんだ状態になり、うまくギアが咬み合わないから起こります。
あと、別の話ですけど、変速機の場合は、たるんでなくても外れる事があります。
特に前のギアが複数ある場合に、特定の条件で簡単に外れます。
それは前のギアが大きく、後ろのギアも大きな位置にシフトを設定してペダルを逆回転すると外れます。
ペダルを回さなくても自転車をバックさせると、外れます。
これは前と後ろのギアにかかるチェーンの位置が斜めになっているからです。
漕いでる時はチェーンの上側が後ろから前に進みます。この時、前のギアの変速用の枠があり、チェーンはその枠の中を通るので斜めでも外れない。
逆回転するとチェーンの下側が後ろから前に進みます。下側には枠が無く、斜めに入ってきて外れる。
これは後ろのギア数が多いほどよく起こります。
外れないようにするには、前のギアが大きい場合は、後ろのギアは真ん中あたりにシフトチャンジしておくと、簡単には外れません。
また、
前のギアを内側の小さいギアにして、後ろのギアを大きな位置にシフトチェンジしておくと、同じく外れにくくなるのと、次に乗るときに軽いギアの状態で走り出せる。
この状態がおすすめです。
さて、
外れたチェーンを嵌める方法ですが
前のギアの下側にチェーンを噛ませて、ペダルを逆回転させるとサクッとハマります。
外れる原因が分かったので、次は対策です。
自転車のチェーンのたるみを調整する方法
チェーンの伸び方と自転車の構造にもよるのですが、方法は
- 後輪の位置調整
- 変速機の鈍さを取り除く
- チェーンを短くする。
変速機の無い自転車は後輪の位置を調整する機能がついています。
ナット引き、と言います。
この左右のネジを回す事で調整できるのです。
時計回りに回せば後輪を引くので、チェーンも張ります。
指で押し上げて2cmぐらいに調整すると良いでしょう。
張り過ぎに注意をして、左右均等に調整します。
引き過ぎるとペダルが重くなるります。
変速機のある場合は、変速機のチェーンを引く機能の動きを見直します。
軽いギアで走ることが多くて、めったに小さいギアを使わない。
そうすると引く機能が鈍いと引っ張ってくれなくて切り替えるとチェーンがダラっとたるんでしまう。
この機能が動くようにオイルをさす事でたるみを解消して、チェーンが外れにくくしなります。
変速機の機能が問題なく稼働してるのであれば、チェーンを切るか交換が必要です。
チェーンのカットは後日詳しく書きます。交換作業とか得意でない方は自転車屋にお願いしたほうがいいです。
工賃は1,200円ぐらいで、チェーン代が1,000円〜ぐらいです。
自転車のチェーンのサビはどうする?
チェーンが外れる事と直接関係はないのですが
サビていると、どんな問題があるかというと
- ベダルを漕ぐのも重くなります。
- ギアが削れる
- チェーンが切れる
サビてキュラキュラ音のするチェーンはスムーズに動かないので重くなります。
サビてなくても音がするのはオイル切れでスムーズに動かず同じく重くなります。
サビてる状態で乗り続けると、チェーンが綺麗にギアに巻き付かなくギアの歯が削れてしまいます。
サビてると金属がもろくなり切れやすくなります。
平地でゆっくり走ってる時は簡単に切れることはないのですが、坂道で立ち乗りで力を入れて漕いでいると時に切れたりします。
この状態で切れると、かなり危険です。
思い切り股間をうったり、前傾姿勢の強い自転車では顔をハンドルにぶつけたりする。
頭部を強く打つので、大怪我、気を失う事もあります。
サビてガチガチの状態はすぐにでも手入れしましょう。
すぐにサビ取り剤とかで落とせば良いのかと思いますが、先にオイルをさして良く動くようした方がいいです。
サビを落とすと金属が痩せます。
元の金属が見えないぐらいのサビたチェーンは交換したほうがいいです。
自分はやった事が無いのですが、トイレ用の洗剤でサビが取れるとか言われてます。
成分的に落ちるかもしれませんが時間かかると思います、おすすめしません。
サビの具合が酷くなく、キュラキュラ音がするだけならオイルを指せばOK
チェーンがサビる原因は雨ざらしで駐輪してる時間が長いとサビます。
出来るだけ雨ざらしにしなければいいのですが、駐輪事情もあり難しいところ。
そんな状況であれば、こまめにオイルをさしてあげれば簡単にはサビないです。
自転車のチェーンオイルは何がいい?
オイルですが、サラダ油とかじゃければ何でもいいですw
556とかはNGと言われてますが、浸透性がよくて、細部まですぐに染みこみすぐにスムーズにしてくれる優れものです!
サビの酷いチェーンにはもってこいです。
ただ、潤滑油としての耐久性というか粘りが短く、すぐに油切れになりキュラキュラ音がするようになります。
この耐久性が短いことでチェーンにはNGと言われてるのかと思うのですが、ダメではないし、たまに自分は556を使ってます。
汚れも落としてくれるので、いいオイルだと思います。
この556でなめらかになったら、軽く拭き取って自転車用のオイルを使ってやれば長時間持ちます。
自転車用のオイルは、100均でも売ってます。
レースのように、コンマ何秒を争うような乗り方をするなら、相応の高価なオイルを使うのも有りですが、一般的には金属用の安いオイルで十分です。
ヌルヌルするからといってサラダオイル、ごま油やローションとかはダメですw
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まとめ
- チェーンが外れるのは、たるんでるのが原因。
- たるんだチェーンは張り直す。
- 変速機が無い自転車はナット引きで張りを調整する。
- 変速機が有る自転車は引張機能の動きをスムーズにしてやる。
- チェーンのサビはオイルをさす。
- オイルは556でも問題ない。
- オイルは100均で売ってるもので十分。
自転車はチェーンとタイヤの空気圧で乗り心地と快適さが影響するので、たまに様子をみてやるのがいいです。
走ってる自転車のチェーンがキュラキュラ音がしてるのを見ると、無性にオイルを指してあげたくなりますw