自転車に長く乗っていると、グリップが汚れてきたりベタベタしてきたりしませんか?
グリップ交換をしてみたい!でも難しそう…と思った人必見!
誰でもカンタンに交換できる方法を紹介します!
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自転車のグリップがベタベタになるのはナゼ
自転車のグリップは、自転車に乗るときに必ず手を置く部分なので、通勤通学で毎日使うならどうしても汚れていってしまう部分ですよね。
それにグリップのベタベタ…
なぜベタベタになってしまうかというと、紫外線と水分が原因なんです。
日光を浴び続ける環境に置いておくことが多い自転車だと、グリップのゴムが変質してどうしてもベタベタになっていきます。
さらに雨が降ったり、手の汗がグリップについたりすれば、もっと劣化していきます。
一時的にべたつきを取る方法もありますが、しばらくすると結局ベタベタが再発してしまいます。
ですので、そのようなときにはグリップを交換するのがベストです。
自転車のグリップのサイズ
一般的な自転車であれば
「ハンドル外径22.2㎜用」
を購入しましょう。
なぜなら、日本で売られているママチャリや軽快車と呼ばれている自転車は基本的にハンドル外径が22.2㎜だからです。
(古すぎる自転車だと外径が特殊なものもあります。)
商品のパッケージを見ると、ハンドル径を見るときに、「Φ」という記号が出てきます。
これはΦ(ファイ)と読み、円の直径のことを表しています。
Φ22.2mmとは、ハンドルの外径サイズが22.2mmということです。
外径サイズが22.2mmと19.1mmの2種類のグリップが日本では主流です。
19.1㎜というサイズは補助輪がついた自転車に多いサイズです。お子さんは手が小さいですからね。
一般用の自転車では、ハンドルの外径サイズ22.2mmが主流と言えるでしょう。
また、ハンドルにつけるグリップの長さにも種類があります。
長さの種類は変速機の有無で変わってきますよ。
あなたの自転車には変速機がついていますか?
もしわからなければハンドルの右手の方を見てみましょう。
カチカチ操作するレバーやグリップはついていますか?
ついていれば変速機付きの自転車です。
変速機なしの自転車なら…
左右の長さが同じグリップセットを購入しましょう。
ハンドル径×全長が22.2×110~115mmのものだと、ほとんどの変速機なし自転車に取り付けできます。
変速機ありの自転車なら…
片方の長さが短いグリップセットを購入しましょう。
変速機のグリップがある分、右手の方は長さが短くなります。
ハンドル径×全長が22.2×78~87mmのものが、ほとんどの変速機あり自転車に対応しています。
これであなたの自転車に合うグリップが見つかると思います。
グリップを買ったらあとは交換ですね。
グリップの交換方法
グリップの交換の際に準備するものは以下のものです。
・新しいグリップ
・カッター
・軍手
・いらない布切れ
・速乾性パーツクリーナー※
※速乾性パーツクリーナーはホームセンターで300円ほどで販売しています。
パーツクリーナーがあると作業がはかどります。なければ、台所洗剤と水を用意しましょう。
・ハンマー
・いらない雑誌か木の板
グリップ交換は時間との勝負!という場面が出てくるので、以下の手順1~5を一通り読んでいただいてから作業をしていただくとスムーズにできますよ。
上で挙げた準備するものも、手順を読んでいただくとなぜ必要かご理解いただけると思います。
ぜひ、以下の1~5を通して読んでみてくださいね。
1.まず、古いハンドルのグリップをカッターで切れ目を入れてを取り外します。
グリップを交換するときは、最初に古いグリップを取り外します。
もうベタベタしているのであれば、カッターで切れ目を入れ取り外しましょう。
ケガをしないように軍手をするのがおすすめです。
2.ハンドル部分をパーツクリーナー(なければ台所洗剤でもOK)できれいに拭きます。
古いグリップを取り外すと、残りかすやゴミなどがついていることが多いです。
ハンドル部分をきれいに拭きあげてあげるのが新しいグリップをスムーズに入れる秘訣です。
パーツクリーナーを使えばハンドル部分の油分も汚れも落ちますが、なければ台所洗剤でも代用できます。
洗剤が残らないようにしっかり拭きましょう。
3.新しいグリップの中にパーツクリーナーを吹きかけ、ハンドル部分にも吹きかけます。
新しいグリップをハンドルにつける際、パーツクリーナーを潤滑油代わりに使うとスムーズに入ります。
もしパーツクリーナーを準備できなければ、水で代用できます。
※注意!
オイルを使えばもっと入りやすいんじゃないか?と考える方もいらっしゃると思います。
しかし、オイルは絶対に使わないでください。
オイルを使うとグリップ内部で乾かず、走行中にグリップが動き、最悪の場合手が滑って事故になりかねません。
なので、必ず乾くパーツクリーナーや水を使いましょう。
4.勢いよく、そして力強く奥まで入れ込みましょう。
ぐりぐり回転しながら、もしくはハンマーで叩きながら。
勢いよく、力強くというのがポイントです。
新品のグリップは硬いので、力を入れてハンドルに押し込まないと思うように奥まで入ってくれません。
さらに、パーツクリーナーや水が乾いてしまう前に奥までいれないとグリップが中途半端な位置に止まってしまいます。
そうすると、奥に入れることも、抜くこともできない状態になることがあります。
なので、すぐと取り付けをしましょう。
回転を加えると奥に入りやすいのですが、グリップが丸太のようなまっすぐな丸い形でない場合は、回転方向を調整する必要があります。
イメージしてから取り付けしましょう。
もし途中で止まってしまったら、パーツクリーナーが乾く前にハンマーでグリップの端を叩けば大丈夫です。
その際、気を付けなければならないことはハンマーで直接グリップの端を叩いてしまうと端が破けたり、穴が開いたりすることです。
いらない雑誌(木の板)をグリップの端にぴったりくっつけて、その雑誌(木の板)の上からグリップが奥に入るように叩きましょう。
5.乾くのを待つ。
グリップが固定されるまで待ちましょう。
グリップは、取り付けのときに使った水分で動くことがあります。
この状態で自転車に乗るのは、とても危険です。
グリップがしっかりと固定して動かなくなってから、乗ってください。
グリップを前後にぐりぐりしてみて動かなければ完成!
これで、ちゃんと固定されたハンドルになります。
まとめ
・グリップがベタベタになったら交換するのがベスト!
・グリップのサイズは、外径が22.2㎜が一般的。
・グリップの長さは、変速機があるかないかで変わるので確認しましょう。
・グリップの交換はスピード勝負です。あたふたしないように万全の準備を忘れずに。
・グリップ交換後は、ぐりぐり回してみて動かないかチェックしてから使いましょう。
これでベタベタしたグリップとはさよならできます。
グリップを変えると気分も変わり、ストレスなく自転車に乗れるようになりますね!
修理しながら自転車と付き合っていけば長持ちしますよ☆
意外と簡単なのでベタベタが気になる方はぜひ参考にしてみてください。